【小児科って忙しい?】調剤薬局での職場体験レポート

薬剤師の悩み

小児科での調剤は未経験でした。1年半経って感じたことをお伝えできればと思いますので、これから小児科門前の調剤薬局に転職しようと考えている方は参考にしていただければと思います。

私は最初、小児科って何か嫌だな。粉薬の計算もほとんどやってないし面倒だし間違えるのが嫌だな、小児科は何となく忙しそうだしなと思っていました。

正直言うと忙しいです(兄弟でやってくると忙しさが加速します)今の職場は1日少ない時は100枚、多い時は140枚位処方箋がくる薬局で働いています。

しかし、働き始めたら機械が業務のサポートをしてくれることが多く、思っていたよりしんどさはありませんでした。

これは私の実体験なので、別の小児科門前の調剤薬局と異なるかもしれないのでご承知おきください。

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調剤ロボットがあるかどうか

小児科は調剤ロボットがあるかどうかで業務の忙しさが天と地ほど変わります。

散剤の機械がVマスだけなのか、円盤があるか。重要なものの1つに、レセコンと電子天秤が連携しているかどうかで業務効率が違います。

レセコンと電子天秤が連携していると、処方箋の内容をそのまま電子天秤に送ることができ、後は散剤を計るだけの簡単な作業になります。手計算をする必要がなくなるので早く監査に回すことができます。

また他の便利な調剤ロボットで、水剤を全自動で調剤してくれるものもあります。

水剤瓶を機械にセットして、ボタン押すだけで30秒から1分ほどで完成します。どの水剤瓶をセットするか、どこに線を引けばいいかは調剤ロボットが教えてくれるので、初めてでもすぐに使いこなすことができるので便利です。

最後に軟膏がよく出る小児科では、軟膏練り機があるかどうかも見ていたほうがいいですね。

処方箋枚数にもよりますが、調剤ロボットがどれくらい導入されているかで投薬までの時間が変ります。面接に行く時は、調剤室を見学させてもらい調剤ロボットがあるかどうか尋ねてみてください。

初めての監査で苦労

小児科は薬をオーダーメイドで作ることが多く、お子さんの体重を聞いて、薬の量が合っているかどうか毎度確認しなくてはなりません。

ほとんどの薬局では体重別早見表がどこかにあると思いますが、覚えてないうちはそれでも時間がかかるので焦ります。

また粉とシロップで同じ薬でも、パーセンテージが同じとは限らないので間違えないように監査するとやはり焦ります(笑)

こればっかりは覚えないといけないため、時間が解決すると思います。時間がない中での監査ではありますが、間違いないように注意したいですね。

小児科ならではの質問の多さ

大人相手の時と違い、小児科では質問されることが多いです。

乳児に薬を飲ませることがはじめての親御さんやお子さんを心配しての質問や電話がよくあります。

ただ皆さんが持つ悩みは共通することが多く、薬の味やどれくらいの期間薬が持つか、苦味がある薬をどのように飲ませればいいかというのが多いです。

ある程度は本を読むことで解決できます。薬の味だけはどうしても患者様に伝えるのが難しかったので、味見して覚えました。

小児科の良いところ

大人の処方(ここでは内科)と小児科の違いで感じたこと。

小児科の薬歴の記入はすごく楽だと感じました。大人と違い、子供は継続処方がなく、基本的に風邪薬がほとんどです。体感ですが、8割は風邪薬関連です。なので、投薬では同じようなセリフを言うことが多いです。薬歴に書く内容が基本的に似たようなものになるため、何を書こうかと悩むことが少ないです。

お薬手帳を見ても併用薬はほぼなく、薬歴に併用薬を記入することは稀です。これも時間の短縮になります。なので薬歴を書く速度が大人の半分くらいで終わるので、残業して書くことがなくなったのはメリットでした。

また、これは私が子供が好きだからかもしれませんが、薬を渡した後に手を振ってくれるだけで疲れが吹き飛びます。ニッコリ笑ってくれると「今日も頑張ろう」となりますよ。

最後に

小児科は忙しくバタバタすることが多々あります。ただ調剤ロボットが業務をサポートしてくれるので、負担は少ないかと思います。

子供の無邪気な反応や行動に癒されるので疲れていても自然と笑顔になることが多いです。
昔ご年配の方に「若い人と一緒にいると元気をもらえる」と言われたことがありましたが、こんな気持ちだったのかなと思いました。

子供が好きな方、小児科門前は相性バッチリだと思いますので転職の際は選択肢の一つに入れていただければと思います。

自己紹介
あと

30代フリーランス薬剤師。社会人として働いてきた中で知ったことや体験したことを投稿しています。月に1回の国内旅行や趣味のゲームについても発信していきます

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