結論から先に言いますが、スマホでのマイナ保険証の利用は当分厳しいと思います。
8月27日に「9月からマイナ保険証がスマホでも使えるようになります!」とニュース記事に取り上げられました。
初耳です
次の日に読み取りの機械などを扱っている会社からFAXが来て「9月中旬頃より全ての医療機関等へマイナ保険証のスマホ搭載機能が開放される予定です」と届きました。
大手の薬局などは分かりませんが、中小規模の薬局なんて全国ニュースよりあとで知らされてるわけです。
たった半月で有料の機械を買って導入しろなんて乱暴すぎます。準備に時間がかかるの分かってるんだから先に教えて下さいよ。
マイナ保険証の利用率
それでも大半の医療機関は「とりあえず、一応導入しようかな?」と検討はします。
2024年12月から新規で以前の保険証が発行されなくなりました。そして今年の12月には以前の保険証は使えなくなります。
であれば皆さんマイナ保険証を結構使っているのかな?と思えばそんな事はありません。
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001549829.pdf Screenshot
見にくいと思いますが厚生労働省のページを引用させていただきました。
2025年7月のマイナ保険証利用率は約31%です。確かに増えてきてますがまだ半分以下です。
このうち何%がスマホのマイナ保険証を利用するのでしょうか?
このことから機械を積極的に導入しようと思う医療機関は少ないと思います。
オンライン資格確認の利用率
オンライン資格確認とは、簡単にいうとマイナンバーカードを使ってオンラインで資格を確認する仕組みです。
今はどこの医療機関でも読み取りの機械があり普及率はほぼ100%に近いと思います。
ではどれくらいで普及したのか振り返ってみたいと思います。ここでは厚生労働省のページを参考に薬局の利用率を紹介します。
ざっくりと説明すると、統計が開始された2020年11月から1年後の2021年11月の読み取り機械の接続率は15%です。さらにその一年後の2022年で64%、2023年でやっと95%まで上がりました。
この事から、全国に普及するまではもしかしたら1〜2年はかかるかもしれないです。
まとめ
あまりにも乱暴すぎる政府からの発表で、毎回医療機関は振り回されています。
そもそも、マイナンバーカードが半分も使用されていないのに、スマホ専用の読み取り、機械を導入するところがあるかかなり疑問です。
皆さんはあまり期待せず、スマホ搭載ではなくマイナンバーカードを忘れずに持ってきていただいた方が良いんじゃないかなと思います。
その前にマイナンバーカードをまだ作っていないと言う方がおられるなら、すぐに作りましょう!
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