【薬局にかかってくる電話営業】マンション投資の実態

今年で６年目になる現役薬剤師です。勤務中に時々このような電話が入る事はありませんか？

実際に電話で聞いたフレーズを思い出して書いたのですが、いつもすごい早口でこちらが話す隙を与えてくれません。仕事で忙しいのに電話を切りたいのになかなか切れない事が多いです。

この電話でのマンション投資は一体何なんでしょうか？何回も電話がかかってくるのでこのタイプの不動産投資について調べてみました。

結論から言うと99%ゴミ物件の押し売りです。そもそも良い立地の確実に利益が出るような物件を、わざわざ電話をかけて売り付けようとしている時点で、まともな物件ではまずないでしょう。

今回は、電話口で聞いた相手側が話すメリットを調べたので説明していきます。

節税になります

色々な業者から一番聞いたセリフですが、これは一部本当みたいです。ただこれには裏があります。

節税をするためにはマンション投資で赤字になる必要があります。

例えばの話ですが、10万円の節税のために100万円を捨ててるようなものです。結果90万円の赤字です。完全に本末転倒です。

完全に嘘はついていない為、騙しの手口によく使われるのだと思います。

上記の節税の話でもお伝えした通り、最初から節税になるようなマンションを買う=毎年赤字がでる投資です。年金代わりになるどころか、毎年赤字が膨らんできます。

これは恐らく団体信用保険の事を指していると思います。

団体信用保険とは物件のローン返済中に亡くなったら、それ以降ローンを払わなくても家族に物件が残る良い制度です。

確かに団体信用保険は良い制度です。一軒家など自宅を買われた契約者が亡くなった場合、残りのローン残高が無くなり残された家族に借金無しで家を残すことができます。

ですが、今回の話では赤字を垂れ流すような酷い物件なので、残された方がむしろ迷惑でしかありません。

また残された家族が物件のオーナーになるのも、売却するのも手続きも煩雑で難しいみたいなので、残った物件は負の遺産になってしまいます。

これは初めて聞くワードだったので最初はピンときませんでした。

調べると人が住んでいない期間、つまり空室期間があった場合家賃保証してくれる事だそうです。

ただし保証は100％ではなく80〜90%位の家賃保証だそうで、私が電話で聞いた時は1年間の保証だったので、そのあとはずっと赤字になるのだと思います。

この手の電話、忙しい時間帯にかかってくるので本当に鬱陶しいですよね。本当の物件を見たわけではないですが、調べれば調べるほど酷い営業なんだなと感じました。

このような売れ残りの物件を電話で押し付けてくるような投資商品は注意した方が良いでしょう。仲が良いわけでもないし、何も知らない初心者の私たちに、突然良い話が入ってくる訳がありません。

ただ不動産投資自体は全く否定していません。良い土地に、良い物件を買えるなら素晴らしい投資なのだと思います。

結局話を聞いてしまうのが悪いのでしょうね。営業だと分かった時点で切ってしまうのが一番です。